タッチアップ塗装と磨き処理
どんなに高度に塗装を磨いても、キズの除去が不可能な状況があります。キズが塗装表面のクリアー層を突き抜けてしまっている場合や、塗装が剥離している状態の場合は、どう足掻いても塗装の磨きでは対応できません。キズが広範囲で大きな面積や周囲まで窪んでいる場合は、諦めて板金修理行きですが、この程度のキズだと上手くタッチアップ塗料を使うとかなり目立たなくなります。
キズの部分が盛り上がるくらいに塗料を載せています。コツは「塗る」と言うより「載せて」行く感じです。乾燥すると塗料は痩せるので、その分を計算に入れて乾燥後に若干盛り上がる程度タッチアップを施し、数日乾燥させます。(確実に乾燥させないと、その後の研磨が上手くいきませんぞ 笑)
乾燥後、タッチアップ塗料の盛り上がりとその周辺部の段差が無くなる様に水研ぎペーパーで研磨していきます。(やりすぎると、周辺部との肌目がズレたり、折角のタッチアップ塗料が剥げたりしますので、タッチアップ部分が微かに盛り上がってる程度が良いと思います。)
ペーパー処理後にコンパウンドを使用し、ポリッシャーや手磨きでペーパー目を消していきます。
メタリック塗料は、磨きを入れるとメタリック粒子が若干白くなるのを見越して、多少色が濃いくらいに調色しておけば更に良い結果になりやすい。
簡易補修であるタッチアップ塗装と磨きでの修復なので、本格的な再塗装同様とはいきませんが、元のキズの位置を知らない人には、タッチアップ箇所を判別するのが難しいくらいには仕上がりますぞ。
美しい仕上がりです、ここまで仕上がれば十分だと思います。
そして補修箇所にコーティングをしてくださいね。(虫ガードもお願いします。)
先日連絡した日程の中でお世話になります。(できれば21日あたりで)あとは天気と相談なのですが・・・
早く週間天気予報が知りたいです。
では、日程が近くなったら連絡しますので宜しくお願い致します。
相変わらず見事な職人技でした。
いつもいつもホントに有難うございます ^^
写真以上にキレイに仕上がっていて、たぶん暫くすると
キズそのものを本人が忘れてしまうかもしれません(笑)
助手(私)がキズの位置を指差ししないとカメラで撮れない
ぐらい見事に仕上がってましたからね。
まったく気にならないレベルです。
むしろキズよりも、心霊写真的に私の下半身が写りこんでる
最後の写真のほうが気になります ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
カーオーナー様 まる様 過分なお言葉ありがとうございます。
元々、塗ったり埋めたりするのは好きな方なのですが、ある事がきっかけで「タッチアップ」等の簡易補修をサービスで行なう様になりました。
以前、コーティングを施工させて頂いたお客様のお車で、飛び石がボンネットに当り、塗装が小さくチッピング(剥げ)しまして。それをリペア(簡易補修)の専門店?へお出しになられてから、再コーティング加工のご依頼をお受けしたんです。しかし、数ミリ程度の塗装の剥げを筆塗りで補修した箇所は絶句する程低レベルで、「素人がやってもこんな具合には・・・・・」という酷さ。更に誤魔化し程度にポリッシャーで磨いてあるんですけれど、ボンネットは磨きキズだらけと言う仕上がり。そして、その工賃が簡易補修塗装+部分磨きで15000円也と言う事でした。(美観は元より悪くなってるのに^^;)
当然、下手なリペア塗装を剥がして(溶剤で簡単にとれた:笑)ウチでタッチアップを施してから、ボンネットの磨きキズを除去して再コーティングを施しました。 お客様より、「リペア○○○でやった事ってなんだったんだろ?苦笑」とのお言葉に「高い勉強代でしたね^^;」と言うのが精一杯でした。それ以来、ご要望のあるお客様には、裏メニュー的にタッチアップ施工をお受けしております。
まぁ、磨くのが本業なので何時も綺麗に塗れるとは限りませんが、少しでもお客様のお役に立てれば嬉しい限りです。